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ベンガラ(弁柄)

よみがな
べんがら

酸化第二鉄を主成分とする無機赤色顔料の一種、またはその色。耐熱・耐水・耐光・耐酸・アルカリなどの性能がある。陶磁器の模様書き、漆器の下塗、建築・家具などの木材の塗装、染料、印肉、鉄骨や船舶の錆止め等に用いられている。インドのベンガル地方で産出されたことに名称は由来する。日本では、岡山県の吹矢(高梁市成羽町)が産地として有名であったが、現在は天然の鉱物であるローハを原料とするのではなく、人工金属により合成されて製造されている。